反原発・核兵器廃絶運動

我が国日本は皆様ご存知のように2度の原爆による破壊を受け、さらに、2011年3月11日の東北沖の大地震では、津波が発生し、福島県内の原子力発電所に致命的なダメージを与えました。

福島原発から放出された放射能(放射性物質)の総量は、チェルノブイリの原発事故それよりも多いと言われています。
当時、「直ちに健康に影響する事は無い」としきりに政府は発言しました。
もちろんウソではないでしょう。逆にいえば、「すぐに健康被害は無いけど後ではあるかもしれない」ということです。

さらに、日本は、原子力発電所をトルコやインドネシアなど海外に輸出しようとしています。
もちろん、これらの原発は、現在日本で稼働させようとしている躍起になってる「日本国内の現役原発とは違います。」
実際、日本の原発は、今から40年以上も前に出来たものもあります。長生きです。
これを1世代とすると、実際に輸出しようとしているものは最新の3.5世代とか4世代の原発という事になります。燃焼度(ウランが核分裂してエネルギーに変わる効率)も良くなっています。つまりあまり放射能のゴミを出さず、核兵器に転用の危険のあるプルトニウムの生成も少ないわけです。そして、安全性も格段に良くなっています。
・・・とはいえ、まだ人類は原子力を本当にコントロール下に置いているとは言い難いです。

世界には最新を輸出するような国が、実は自国内では初期のものを使い続けている、全くおかしな話です。
もちろん外国に売る際は、あなたたちに提供するのは新しい最新型なのでフクシマのようにはなりませんといっている事でしょう。

しかし実際、1世代の物を、これはより安全性の高い世代の物に建て替えるとなると、廃炉の問題等、建設以外にもコストがかかります。また、第1世代でも本当に安全を考えあらゆる対策を講じると、火力発電等での現行の発電方式よりもコストがかかるかもしれません。

つまりは、国民を、安全だと騙し続け、安い電気を供給するためと言って、原発がコスト安いかのごとく、あえて危険な古い炉を稼働させようとしているのです。コストが安いのは国民の安全を削った結果であると言うところではないでしょうか。